紫苑、本来は「しおん」と読み、花の一種ですが、ぶどうの場合「しえん」と呼んでいます。「紫苑」は、紅三尺(べにさんじゃく)と赤嶺(せきれい)を交配して生まれました新品種です。明るいバイオレットの粒は楕円形。また種なしで皮離れが良いので大変食べやすく、しかも高糖度でおいしくいただけます。
作り方が容易でないため数量的には希少な品種です。卓越した技術をもつ篤農家の作品をお届します。
紫苑は皮離れがよいほうなので、デラウェアのように口に含んで果肉を押し出すように食べてもよいでしょう。手でむく場合は、軸とは反対側にナイフで十字に切り込みを入れると比較的むきやすくなります。
紫苑の出回り時期は10月頃~11月下旬頃。収穫時期が遅めの品種なので地域によっては12月に食べられることもあります。
気品のある赤ワインを彷彿させる美しい色合いと強い甘味、果汁が多く人気の葡萄です。
葡萄の中では極晩生種にあたり、贅沢な冬葡萄として食べる事が出来ます。
皮離れが良いうえに種もありませんので、お子様からご年配の方まで幅広い層にファンが多く、要注目の新しい赤葡萄です。
この商品の目利きポイント
果皮の赤紫色が濃く、張りがあってみずみずしさの感じるものがおすすめです。軸が茶色く枯れていたり、粒落ちが目立つものは鮮度が落ちています。逆に果皮に白い粉(ブルーム)が付いているのものは新鮮です。