仲買人の目 パート5

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 今回はリンゴに付いて考えてみます。

昭和40年代初頭にはリンゴといえば、国光・紅玉・印度(インド)・ゴールデンデリシャス・スターキング・レッドゴール等が主体で、富士・むつ・世界一・王林・ジョナゴールと云った品種は極々出始めであったと記憶しています。又最初の頃は有袋ふじが主力でサンフジの売り込みや青い王林の販売に大変苦労したものです。

 さて、リンゴには大きく分けると《山実》と《里実》があります。(他の果実も同様)《山実》とは山やその麓で収穫されるリンゴの事で、《里実》は平地で収穫されるリンゴの事です。この《山実》が硬く締まり甘味と酸味と程よく調和し果汁も多く高い評価が付いていました。(過去形…現在は外見と売り易さが重視され価格形成がチョット?と思われることもしばしば!)

今でも青森産を中心に採取れた場所を表記していますが、買手がどれだけ認識しているかな~


 それでは、山実と里実では何が違うというのでしょうか?

ズバリ! 炭素量の違いなのです。一般的に山実と里実が外見上同じ大きさなら山実の方がはっきり重たく感じます。農産物は総て植物の持つ炭素や窒素の同化作用の結果ですから、植物の生育環境を整えれば、それに応えて良い結果をもたらしてくれる訳です。山と里で 同じ肥培管理で栽培しても違いが出てきます。何故か?

前々回書きましたが、その壱つに地電流の強弱が栽培環境の違いをもたらしたと考えられます。つまり磁場の強さの違いです。山地の方が

地電流が強く、強い磁場(磁界)が出来るため生育環境が良い言えます。

強い磁場には電子【電子はマイナス(-、負)の電荷、陽子はプラス(+、正)の電荷を持っています。】が多く、これが植物の生育環境を良くしているのです。

〔参考〕地球上のほぼ総ての化学反応は酸化還元反応です。酸化・還元の定義は酸素や水素の授受ではなく、電子の授受で考えられています。
ある原子や物質が電子を失ったとき、(電子が離脱した時)酸化されたといい、逆に原子や物質が電子を受け取ったとき(電子が着脱した時)、還元されたといいます。このとき、失われた電子と受け取られた原子の数は同じです。

 

その弐に温度落差の違いがあります。よく昼夜の温度差が大きいとよいものが出来るといわれていますが、山と平地ではこの落差が違うのです。このことに付いては回を改めて書きたいと思います。

 

美味しいリンゴの見分け方・・・一般的には、そのリンゴ固有の色が良く付いていて、蔓がしっかりしていて長いもの、手に持った感じが見た目より重たいもの、形は肩が張り、扁平でない物、お尻の部分が黄色く熟れている物がよいでしょう。

 
《前回の答え》  比重の軽い馬鈴薯は水分が多く、揚げた時水と油が置き換わるためです。

2010年02月15日 青果の達人 矢吹一郎